高須賀 宣さん

サイボウズ株式会社

代表取締役社長

1990年 工学部 経営工学科 卒業

やりたいことに没頭できた4年間。

もともとコンピュータには興味があるし、企業の事業活動についても学べる。そんな理由から広島工大の経営工学科を選んだわけですが、ロック部に所属し音楽に興じるなど、当初はあまり真面目に勉強してなかったですね。

それが、変わったのはゼミに所属してからのこと。より専門性の高い分野の研究に、それまでの一般教養とは違う魅力を感じたんです。新しい技術を本格的に研究に取り込むことで、やる気がどんどん沸いてきたんですね。卒研のテーマは、コンピュータミュージック。好きな音楽とコンピュータの両方を研究するわけですから、楽しくないはずがない。

その意味では、やりたいことにとことん熱中できた4年間だったと言えます。

事業そのものに、関わっていきたい!

私の時代は就職環境に恵まれていたこともあり、卒業後は松下電工に入社しました。

最初の6年間は情報システム部門に籍を置き、社内の技術開発者を支援するためのシステムづくりに取り組んでいましたが、だんだんと事業そのものに関われる仕事がしたいという気持ちが強くなっていったんです。そこで、まず自らの希望で情報配線事業推進部に異動。その5ヵ月後には、社内ベンチャー制度(役員の許可を得れば社員が会社を設立できる制度)を利用して、インターネットオペレーションズという会社をつくりました。

事業内容は、ネット関連のシステム環境づくりです。超大手企業を顧客にビジネスにチャレンジ。そして10ヵ月後、97年8月にいよいよ松下電工を退社して、仲間3人とサイボウズ(http://cybozu.co.jp/)を立ち上げました。

お客様が本当に望むものは、どんなソフトなのか?

サイボウズは3人の仲間と設立した汎用ソフトの開発企業です。

実際にはグループウェアの汎用ソフト「サイボウズOffice」を開発し、インターネットで販売。発売してまる3年が経ったわけですが、第1期売上5,800万円から、現在の第3期売上げ4億2,000万円と、急成長を遂げることができました。といっても、何も特別なことをしたとは思っていません。お客様が本当に望んでいるソフトとは何か?そこを考え、ニーズにぴったり合うものをきっちりつくること。当たり前のことを当たり前に取り組んだ結果であり、これからもこのスタンスは同じです。

小さくまとまることなく、志をいつも高く持っていれば、おのずから新たな道が拓けてくる。そう信じて、事業に取り組んでいます。