角田 健太郎さん

2004年 環境学部環境デザイン学科 卒業

Guild of crafts(ギルド・オブ・クラフツ)

靴職人

「快適な靴」づくりが私の一生のテーマです。

インテリアへの関心から「ものづくり」への興味が喚起

ビスポーク(フルオーダー)靴の業界では知らないものがいないと言われる「Guild of crafts(ギルド・オブ・クラフツ)」というブランド会社。
環境デザインといった分野を学びながら、「靴職人」として入社した角田さんは、「もともとインテリアデザインには興味があって、シンプルなアンティーク家具などで構成された空間デザインを学ぶうちに実際に家具などを創作していくようになって、「ものづくり」の楽しさに目覚めたんです」という。
「ものづくり」への興味が将来の目標となったのは大学での「平田ゼミ」。「このゼミは個性的な人たちが集まっていて、それぞれがいろんな目標を持っているので大変励みになりました」。
靴職人になろうと思ったのは大学3年生のとき。雑誌に掲載されていた「靴の特集記事」に作り方の詳細があって、独学で靴一足を作ったのがキッカケとなった。靴の世界を知っていくうちに「Guild of crafts」というブランドに出合い、その会社が靴職人を育成するスクールを開校していることを知った角田さんは大学を卒業すると同時に入校した。

ゴールのない「いいもの」への探求心

「靴の世界も今やコンピュータ技術が大いに導入されているのですが「Guild of crafts」の思想は『完全なる手作り』。それに感銘を受けて〈どうしてもこの会社の靴づくりをしたい〉という想いは募るばかりでした。」そして何倍もの応募倍率を突破して「Guild of crafts」のスタッフとして迎えられることとなった。
そんな夢を叶えた角田さんは「入社した今でも信じられません。でも、今ようやくスタート地点に立ったんだと自分に言い聞かせているところです。」ものづくりをする人には最終到達点はないと言う。「目標はいつだって『いいものを作る』という考え方でいたいんです。GUILDの靴は機械でも出来ることをあえて手作りすることに意味があるわけで、コンマ何ミリという世界にこだわっているのですから・・・。」実際にGUILDのフルオーダー靴を見てみると、そのフォルムの美しさ、縫製のキメ細やかさに思わずタメ息がでてしまう。
角田さんは業界でも注目の的である。先だって開催された「東京シューフェア」において『商品性部門』で見事1位に輝いた。この賞は靴の専門家や販売に携わる審査員が「この靴なら絶対に売れる」と評価したものだ。「未だ技術的には未熟です」と笑う角田さんの未来は明るい。

よく会社のスタッフ達と食事に行ったりもするが、「カラダが資本」という角田さんは休日には最近スポーツジムで体を鍛えている。そのかいあってか8kgもの絞り込みに成功した。また、友人から頼まれて結婚式のサプライズプレゼントで「オーダー靴」を作ったりと公私ともに「靴三昧」の角田さんだ。