岡田 晃夫さん

日本道路公団 施設部

施設建設課勤務

1992年 工学部 電気工学科 卒業

勉強するのが面白い。そんな境地に到達しました。

大学生になった反動でしょうか。1年のころはアルバイトばかりしていて、あまり勉強してなかったんです。成績も悪かったですね。このままじゃマズイと本気で勉強を始めたのは2年の途中あたりからなんです。

このころは勉強への義務感が先立っていたのですが、3年で湯尻先生の研究室に所属してからは、研究や実験に取り組むことの面白さを感じるようになれました。「色の照度や明度の違いによる人間の感覚の変化」というようなテーマでしたが、毎日暗室にこもって実験してましたね。

熱心になったぶん、成績もグングン良くなりましたが、ひとつのことに打ち込むことの充実感を体験できたことが何より大きかった。今ふり返ってみてそう思いますね。

仕事をする上で何より大切なこと。

専門である電気とは違うジャンルで力を試してみるのもいい。そんな気持ちで入社したのが日本道路公団ですが、実は高速道路では、トンネルやサービスエリアの照明設備や受配電設備など、一見分かりませんが、電気設備が重要な働きをしています。そしてそれらの設備の建設・維持改良が私の主な仕事です。

広島を皮切りに静岡、敦賀、そして現在の東京本社と転勤を重ねてきた私ですが、広工大で学んだことが活かされているのはもちろん、それ以上に役立っていると思うのは、4年間の学生生活で人とのつきあい方や、人間関係の築き方の基本を身につけたこと。広工大にはいろんな地方から、いろんな個性の持ち主が集まっていました。先生方を含め、彼らと接することで、社会人として仕事をしていく上で最も大切な素養を培えたんです。

まったく新しいトンネル照明を開発する!

東京本社では現在、第2東名神高速道路の建設に伴って、付随する各種設備・施設の開発に取り組んでいます。

そのなかでも現在主に取り組んでいるのはトンネル照明の基準作りです。従来の高速道路が最高速度100kmを基準とするのに対して、今回の道路は140kmが基準。その分、トンネルの照明のあり方もよりいっそうの明るさが求められます。

といっても、ただ明るさを上げれば良いという単純なことではなく、例えば光を照らす角度とか、あるいはトンネルのどの部分を特に明るくしたら、ドライバーが安全に走れるのか、というように、幅広い視点から走行環境を考え、快適な道路をつくるのがテーマです。

どんな照明システムにしようか、自分で企画や計画を立て、実験や検証を重ねながら、実現に結びつける。本当にやり甲斐もスケールも大きい仕事だと胸を張って言えます。