新居 敏春さん

有限会社ステファンテリーNII

代表取締役

1976年 工学部 機械工学科卒業

中学生時代に自分で会社を設立する夢を持ち、広島工業大学で機械工学を学び、またサラリーマンとして新商品開発や工業所有権を学び、そのノウハウを活かし、昭和63年(1988年)に広島初の新商品開発総合コンサルタントとして独立いたしました。
私自身、学生時代成績も悪く、先生方にいろいろご迷惑をおかけしましたが、夢は多く持っておりました。
一番大きな夢(1つ目の夢)は自分で会社を設立し、自分の好きな仕事をし、そして仕事を通じて社会に貢献することです。特に、学生時代に学んだ金属・設計などに関しては非常に役に立っております。

堺屋太一の『知価革命』、P.F.ドラッカーの『新しい現実』─来たるべき社会を描いた各著は例外なく知恵や情報の価値が今後さらに高まることを予測しています。
物質的充足を達成したいま、モノや機能などのハード価値が相対的に低下し、知恵や情報などのソフト価値が主役となりつつあるのです。
知恵や情報が最も重要な資源となる社会─本格的知価社会の到来です。
経営・開発・マーケティング・販促・営業などの企業活動のあらゆる領域・あらゆる仕事で知的所有権(知的財産権)の保護の必要性が日増しに高まっています。
経営者はもとより、管理層から現場の第一線に至るまで、より良い知的所有権になりうるアイデアや発想を求めています。そこで、学生の皆さんも少なくとも4年間、授業を通じて知識を得ると共に、先生方との交流を深め、かつ、社会とのかかわりを多く持ち、知恵と情報を自分のものとし、知価社会に対応できる人間になっていただきたいと思います。

私は今、新商品開発総合コンサルタントとして中国5県を中心に仕事をしております。(公職:広島県産業技術振興機構エキスパート・広島県商工会連合会エキスパート・広島商工会議所エキスパート・広島市産業振興センターアドバイザー・岡山県産業振興財団起業家支援人材登録・山口商工会議所エキスパート・島根県中小企業支援センター専門家・鳥取県商工会連合会エキスパート・特許流通登録アドバイザー)
周知のとおり、バブル崩壊後の景気は、今まだ明るさは見えず、まだまだ低迷は続くと思われます。この不況を打破する方法の1つとして“インパクトのある商品”を市場に出すことが考えられます。つまり、特許で保護でき、かつ売れる商品を開発することです。自動車業界でいえばホンダのフィット、電器業界でいえばシャープの液晶テレビなどが挙げられます。これらは、多くの特許で保護されています。
皆さんが生活している中で、不便なことはないですか、「こんなものがあればいいのに」と思ったことはありませんか。その発想がアイデアとなり、商品となります。しかし、アイデアだけでは商品になりません。学生時代に、基礎的技術や知識所有権を学び、社会(企業)で商品化する。これがサクセスストーリーです。 昨今、知的所有権侵害の記事が新聞で見られるようになりましたが、裏を返せば、アイデア(知的所有権)の重要性が日本でも認識されてきた証拠です。

今、私の所で開発している商品を一部紹介しますと、5~6年前よりマイナスイオン関連商品やイベント商品を開発しております。 特に、マイナスイオン発生量が1,000個/cc~2,000個/ccをベースとした、空気清浄器、マット、装身具は評価も高く、今も売れ続けております。しかし、開発当初は“マイナスイオンって何?”の質問ばかりでしたが、昨年大手電機メーカーがエアコンに採用し、全国的に認知されました。
要は、他社が参入する一歩前に市場に投入することができる企業のみが生き残れる可能性があり、一歩後ではビジネスにならないということです。つまり、学生時代に人より多くの情報(知識)を収集し、それを知恵(創造)に変換できる能力を身につけることができるかどうかが問題であり、偏差値が高いか低いかは問題ではありません。
先にも述べましたように、私自身落ちこぼれでしたが、夢を持ち、目標を持つことにより、今では多くの公職にもつき、高い評価を得ています。これも、ひとえに広島工業大学機械工学科の先生方の熱心な指導のお陰と心より感謝しております。

私の夢の1つは実現しました。
2つ目の夢は、............。
皆さんも、多くの夢を持ち、1つ1つ実現していくこと。それが人生の大きな意義ではないでしょうか。
最近の若者は夢がないと言われますが、そうではありません。自分自身と対話してみて下さい。友人と対話してみて下さい。10や20の夢はあるはずです。その夢に順位を付け、夢を実現するために、今何をすべきかを考え、行動する。その積み重ねで、夢を実現し、素晴らしい人生を送ることできると思います!
頑張って下さい!