昼食会

2009年5月14日 10:17

NS昼食会

このところ、三宅の森Nexus21の食堂で楽しいひとときを過ごしている。広島から比較的遠方にあり、先輩も多くない高等学校出身の新入生を招き、一緒に昼食をとっている。今日までに高知県西部、鹿児島県、沖縄県、香川県の高等学校出身グループと共にした。来週は徳島県、島根県、愛媛県南西部が予定されている。
毎回5~10名程度であるが、私にとってはなかなか厳しい時間でもある。高校訪問をした学校の出身者の場合、「君の高校は町の真ん中にあったよね」とか、「校長先生は○○先生だったよね」といった話がきっかけになるが他の高校の記憶と紛れていることもある。土地感のない場合は、地名を聞いても話がかみ合うまでに時間がかかる。何よりも似たような年格好の複数の初対面の学生と同時に対応するのである。その日の話だけでも「混乱しまくり」というのが現実である。
しかし私には文句なく楽しいひと時である(学生の本音はどうかわからない)。「どうして広島工業大学を知ったのですか」あるいは「来て見てどうですか」、そして「これからの抱負は?」が共通に尋ねたことである。「家から離れはするが適当に近いから」、「高校の先生に薦められた」、「卒業生が親戚にいた」、「広くてきれいだ」などと聞くと、目の前で食事をご馳走させながらきくのであるから割り引かなければならないと承知しつつも、嬉しくなる。「仲間があまり行かないから」と答えた学生もいた。もちろん他大学に失敗したからという学生もいた。
抱負も素直そのものである。あっという間に昼休みの50分が過ぎる。
名称の「NS昼食会」は、私が勝手に手帳にそのように記しているだけである。私は高校に入学するとき、能登半島の田舎から金沢に出て下宿生活を始めた。そのとき地元出身者が親しげに話し合っているのがまぶしく、みな秀才に見えた。自分だけが田舎者、というより場違いなところに来たように思えた。「NS」は、“you are Not Strangers any more”の「NS」である。「stranger」は、「よそもの・不案内な人・見知らぬ人」という意味があるが、「場違いなところにいる人」というニュアンスが感じられる。500円程度(それより安い?)の学食とデザート・コーヒーをご馳走して、私が彼らに言いたかったことは、「広島工業大学に入った君たちは、もう”stranger“ではないんだよ」ということだったのである。
ハンバーグステーキや鳥の照り焼き、そしてデザートと、連日の若者メニューは私にはいささか高カロリーである。メタボにならなければと思っているが、学生からもらった元気で心が太ったことは確かである。
                                                            (2009.5.13)

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