HIT教育機構設立を記念して

力発生の装置、HIT教育機構

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広島工業大学学長 茂里 一紘

HIT教育機構が発足して1年になろうとしています。
HIT教育機構は、「教育改革18」でうたわれた「HIT教育」を推進するための組織です。
「HIT教育」とは「広島工業大学教育」のことで、「中核技術者としての基礎知識とそれを応用する力と同時に、社会と環境を重視する認識と環境保全や社会奉仕のために行動する力、および高い技術者倫理とそれを実践する力を培うこと」がその教育学習目標です。
学生の多様な履修歴と関心を前提とする中で、その実現には新しい教育内容や方法が必要です。もとより教育の実践は、現場の教員の創意工夫により教育効果を高めていくものですが、組織としての支援、企画、研修が必要です。HIT教育機構はそれを展開するということです。
名称を考えたとき、「教育学習コア」が候補の一つにありました。コイルにあたる大学という教育組織(あるいは学生と言うべきか)に、教員の教育という電流が流れるとき、そこに磁場ができ、力が発生します。 HIT教育機構では、教員の自発的な申請によって、教育内容・方法に関する研究プロジェクトを推進しております。それは、いわば教員の電流発生装置です。いろいろな工夫と試みにより、「HIT教育」に力を発生させる場所、それがHIT教育機構です。
全国の大学には、いわゆる共通教育を行うための組織として、全学教育組織を持っている大学は多くあります。しかし、本学のように、専門教育も含めた教育実践そのものの工夫改善のための組織は全国的にも多くはありません。少なくとも技術系ではありません。「オンリーワン」的なHIT教育機構は、教育を第一とする本学のまさに象徴的な組織です。
10年後、「HIT教育」といえば、「あ、あの教育」といわれるようになりたいものです。